知的生産の技術<梅棹忠夫>

梅棹さんの文章はひらがなが多いと昔から思ってた。

ただこれは、パソコンもワープロも無い時代に

どうにか効率よく文章を書こうと、もがいた跡らしい。

ひらがなが多いからじれったく感じるけど

読み進めてるうちに、頭に入ってきやすいなと感じる。

タイプライターの活用法など、かなり古臭い内容もある。

ただ、頭のなかの思考をどう進め、どうやって文章として

出力するかといった、今に通じる内容も多い。

 

本は、細かい部分から大枠を知るため

何回か読むべきと聞く。最初に読んだ章なんて、

読み終わったときには忘れてるし。

読み返し始めて「これ最後の方にも書いてたな」なんて

こともある。一冊の本は一貫して、1つのことを

伝えるためにあるのかもしれない。