鏡同士が喋ったら「鏡の鑑だなw!」ってジョークを言うに決まっている。一回は言う。

後輩の口癖が、自分の口癖と似てきていることに気付いた。

一緒に仕事していて、内容が分からないとき、言ったことが間違っていたときの受け答え。

彼女の表情が、自分と似てきたことに気が付いた。冗談を言うときの口元、怒ったときの感情のぶつけ方。

思い違いじゃなければ、それらは多分、自分を慕ってくれたからだと思う。

自然と背筋が伸びる。

しっかりしなくちゃ相手も悪くなってしまうのでは?と、徐々に不安になる。

毎日聖人みたいには生きられない。ただたまに聖人並に態度良く、優しさを振りまけたらいい。

態度が悪く鼻息も荒くなったとき、ふと我にかえり、「聖人みたいな自分も居たな」と思えたら、たぶん頭も冷えて、鼻息も微風モードになっているだろう。

周りの人には、風のささやきのような優しい風を鼻の穴から送る所存である。