ドン・キホーテ feat. Aimer
ドンキからの帰り道、Aimerを聴きながら歩いてたら泣きそうになった。
どうせ4カ月だけ。安いゴミ箱や敷布団を買って、黄色のビニール袋を引っさげる。
短期の転勤だし、一度住んだことのある街。慣れた場所だと、高をくくってた。
たぶん「桐島部活やめるってよ」(いまさら・・)を読んで、ナイーブになってたんだと思う。
会社の人事に翻弄される自分とはなんなんだろうとか、彼女とは今後もうまく続くのかなとか。
思ったよりここら辺の空は広いなぁとか。
色んな思いが頭を錯綜して、イヤホンからはAimerのポラリスが流れて、目に映るのは夕日のグラデーションで。
感傷に浸るには充分な条件が揃いすぎてた。
漫然とした将来への不安がある。
感染症も会社も彼女も自分の未来も。
こういうのを、胸に去来するとか言うのかなと、
その単語を咀嚼しながら、今日入居したばかりのアパートの鍵を開けた。