黒色の彩度

歳を経るごとに自我が強くなって、”自分は正しい”という思いが増強されていく。

そんな感覚がある。

 

社会の問題、周りの人へのささいな苛立ち。学生の時はもっと自分のせいにしていた。

「なんでコイツはこうしないんだ」「全然信用できない政治家だ」等々。

ぼんやり抱いていた不満は 歳を重ねるごとに輪郭がハッキリしてきて、頭の中をグルグルしている。

 

「実は自分は変わっていなくて、コロナ禍で露呈した社会の脆さとか、会社での立ち位置が変わっていく現状に

目を回しているだけかもしれない」

そんな風に慰める日もあるけど、疲れてるときに並ぶスーパーのレジのイライラは異常。。。

( ↑ かわいい例 )

これ以上自分の精神を黒くして、一体何が出来上がるんだ。。

 

別に真っ白な心で生きたいわけじゃないし、多少黒いところがあった方がチャームポイントして

映えるとは思う。

ただ薄汚い黒さのせいで、周りから慕われなくなるのは、嫌だなーと、

よく一般的な人間が思うことを、僕も思っているのだと、表明したくなったのです。